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#40 遺心伝信 第6稿 ~ minority:マイノリティ ~

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(アンコール・ワットでの日の出)

僕はこの社会でマイノリティ(=少数派)だ。
感情的な被害者意識ではなく、多分それは事実であろう。
変わり者、破天荒、自由人、頑固、型破り、野生児・・・。
褒め言葉であれ、けなし言葉であれ、色々言われてきた。これからもそうだろう。
でも、どう呼ばれようとも、これが僕であり、僕はマイノリティのままで構わない。
僕がやっていることは、本当に大切なことで、実は王道だと思うから。
本当に大切なことを君たちに伝えていると思うから。

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(タ・プロム 遺跡が自然に飲み込まれていた)

 「日本は少数派の意見を大切にしない国だ。」
 昨年11月、12月に相次いで亡くなった、「NEWS23」でお馴染みのジャーナリスト、筑紫哲也氏、医者であり、評論家であり、「知の巨人」と言われた加藤周一さんが生前言っていた。
 珍しく人の意見、言葉を引用してみた。著名な教養人が言っているから僕の言っていることは正しいなどと、権威を笠に着る気はない。ただ僕が心底思っていたことが、常に論理性を大切にして、考え抜いて生きてきた人達と、偶然一致したことには、正直、安堵と喜びがあったのだ。
 このエッセーでも散々語ってきているよーに、日本は集団主義的な傾向が強く、個々の意見、少数派の意見を大切にしない。多数が考えることが正しいとされ、立場が強いものが言うことが正しいとされる。それに対して反対どころか意見を述べることさえ、素直でないとされることさえある。
 「子どもは黙ってろ」、「外野は引っ込め」、「素人のくせに」など、様々なことに対して、意見するどころか、意見を持つことさえ上から押さえつけられることもたまにある。確かに、自分の中で吟味もせず、思ったことを何も考えずに、低レベルなことをそのまま口に出してしまうことには、議論の邪魔をするなとか、もう少し頭使ったら?と思うこともあるが、僕の基本的な考え方は、その道に通じた人、専門家、立場がある人しか考えを述べられない社会なんかろくなもんじゃねー、ってことだ。いくら専門的知識がなくても、視野がまだまだ狭くても、その中に素晴らしいヒラメキがあるかも知れないし、たとえそーじゃなくても、意見を言うことで、さらにその人間がそのことについて、深く考えるようになると思う。そーゆー社会の気風が、この国には残念ながら未だにあまりない。
 たとえそーゆー国の中でも、僕ははっきりと自分の考えを述べる。これはこーゆー国だからこそ、僕のような人間が立ち上がらなければ、などという使命感ではない。自分の行為を美化するつもりは毛頭ない。はっきり言えば、僕にとっては、黙っていることが無理なのだ。黙っている方がうまくいくだろうと予想はついても、そこで黙って見過ごすことができないのだ。使命感ではなく、そーゆー性分。
 また同時に、考えを言うことで、「認められたい」という気持ちがあるのも事実。上では、マイノリティで構わないと書いたが、心の中ではみんなに認められたいという気持ちがある。だから、周りの評価なんかどうでもいいと言いながら、すごく気になる時もある。言いたいことを言う割に、すごく気にしぃ。大胆だと見せかけながら、実はとても神経質。
 また、もう一方で、正直に言えば、自分が認めてもらえない時に、相手に対して洞察力がないな~って思うこともある。目に見えるところだけでなく、見えないところまでかなり深く洞察した上で、認めないならまだしも、本当に僕が大切にしていることを見抜けないで、パッと見派手な部分、型破りな部分ばかりを見て判断する。僕がホントに伝えたいのはそんなところじゃないのにと思ってしまうが、君たちの中でもそーゆー子とは、多分一緒に過ごした時間も短いだろーし、本人に本当に人を洞察しようとゆー気持ちと能力が、まだないんだろーからしょーがないかなと思うし、なにより、どーゆー判断・評価をしよーとも、君たちには、君たちの判断の自由があるので、それを違うとか、気に入らないとか言う権利は僕にはないと思っている。
 ただ、認められたいと思っている場合でも、そー思っていながら、認めてもらえない場合でも、僕は自分の本心に嘘をついて、自分の考えを曲げてでも、認めてもらおうという気にはなれない。そんなくらいだったら、自分が考えを述べる意味、もっと言えば、自分という人間が生きている意味さえないだろうと思うのだ。だから、なるべく自然体の自分のままで、正直な考えを述べ、それを周りに認めてもらいたいと思っている。都合がいいと言えば、都合のいい考えかもしれない。でも、認められていないと僕が思っている集団・組織でこそ、より強く、自然体の自分を認められたい、認めさせたいと思う。
 ただ、そこで思うのは、「ホントに認められてしまっていーのか?」ということ。僕は小さい頃から、極端ではないにしろ、人と違っていても、自分が間違ってない、自分がこーしたいと思えば、自分を貫いて生きてきたマイノリティだ。でも、そこには常に不安があった。認められたいと思っていたし、思っているのだ。だから、今でも、本気で自分の考えを述べるし、考えを述べるだけではなく、それを補うべく、自分がもっともっと成長したいと思って、様々な人と議論して視野を広げたり、精神的な面だけが肥大しないように、具体的な能力(受験英語をいかに論理的に教えるか)を高めようと突き詰めている。
 で、いつか僕が多くの周囲の人間に認められて、マジョリティ(=多数派)になったとしよー。その時、多分僕は、「ほら!だから俺は間違ってないって言っただろ」って思うと思う。自分を認めなかった人間を攻撃するかも知れない。僕の考えを否定する、まだ周囲の評価を受けていない新しい考え方を、論理の力ではなく、「認められている」という権力を使って潰そうとするかもしれない。自分がそうならないことを強く願うが、「権力は必ず腐敗する」のだ。歴史が証明している。僕だって、既得権益を守ろうとして、弱いものを潰そうとするかもしれない。杞憂かもしれないが、そー考えると、僕はマイノリティであり続けなければいけないし、それで構わないと思うのだ。
 マイノリティであり続けるということは、マジョリティを、(もちろん感情的にではなく、理性的に)批判的に見ることが多くなる。僕がこのエッセーで、何度も「日本的な」とか、「集団主義的な」などと言って、日本を否定的に捉えて考えを述べることがあるが、じゃー、僕が日本を嫌いかと言えば、そーではない。日本を他の国との比較ではなく、単体として見たら、僕はこの国が好きだし、このように自由に考えが言えるのも、若干平和ボケしてるけど、平和であることも素晴らしいことだと思う。なにより、僕がこんな金にもならず、腹の足しにもならないことを考える余裕があり、知的であることに価値を見出せる経済的環境を用意してくれた日本には(もちろん親にも)、とても感謝している。もちろん、相対的に見ると、日本より1年間住んだロンドンの方が、僕は自然体で生きることができたし、あまり和というモノに縛られることなく生活できて、とても心地良かった。だから、どちらかと言えば、ヨーロッパ的な考え方の方が好きだ。でも、僕だって、日本のいいところをいっぱいわかっているつもりだ。これはよく言われることだが、むしろ1年間だけでも海外にいたことで、日本を内部からだけではなく、外からも見ることができ、悪い部分だけでなく、良い部分も相対的、客観的な視点で見つけられたのでないかと思っている。
 ただ、一つの方向に流れがちな日本の社会で、無批判にマジョリティー(=多数派)に従い、埋没している人間があまりにも多いと思うから、それはちょっと良くないんでないの?自分の頭使おうよ、自分の言葉で話そうよ、と、一方向に行き過ぎる日本の国民性に対して、「アンチテーゼ」として叫んでいるのだ。
 正直、こんな生き方しんどいな~と思うことも多い。もっと長いものに巻かれたら楽なのにと。でも、こーゆー人間も必要だとか、そんなことより、単純にこーゆー生き方しかできない人間なんだな~。性分に抗うことは僕にとっては不可能なんだ。

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(シェムリアップ市内の学校の敷地内)
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コメント

あいみへ

しゃぶしゃぶ俺も結局食ってねーから・・・泣

俺みたいな先生は初めてってのが、なんか嬉しいよーな、切ないよーな。
俺は王道だと思ってやってるからさー。
勘違いもあるだろーけど、それにしてもみんながあっちに偏りすぎなんだよ、多分。

会った時はジュース全部飲まれてショック・・・!?!?
何それ!?!?
そんなん俺した?
人聞き悪いことゆーなよ。俺そんなことしてへんと思いますが・・・え~、全く覚えてない。

2009/02/19 (Thu) 19:18 | joe #uxYHNhu6 | URL | 編集

土曜講座グッド
でした!!

なんか一年たつの
早いな~ってなったよ★
(dd3`)楽しかった
ジョーみたいな先生は初めてだけどなんだかんだ言って感謝ですッ


会ったときはジュース全部飲まれてショックやったけれど笑
→いつかジュース10こくらいもらおッ



しゃぶしゃぶいいな
食べたい…

2009/02/18 (Wed) 23:42 | あいみ #- | URL | 編集
ちかちゃんへ

ほぉ~。熱心やな。
ありがとう。
読んだ上にとっといてるとは。
今はイマイチよくわからんことでも、数年後はわかるようになるかも知れんし、もしかしたら俺と同じ疑問や反発を持つかもしれんしな。

クラスな。
誰のクラスでもいーって子や、ジョー嫌やってゆー子より、やっぱり俺のクラスがいーって言ってくれる子に授業したいと思います。
まー、その辺の希望を受け入れるのは難しいよな。
希望取るのも面倒なことやと思うし、それぞれの先生のメンツを潰すわけにもいかんしな。
でも、いろんな意味でいー教師が人気があって、ダメな教師が人気がない。
ある意味で正直で、正しいことやと思うけど、公立ってのは、残念ながら、体裁やメンツばかりを守ろうとする傾向にあるから、しょーがないんかもな。

2009/02/17 (Tue) 20:51 | joe #uxYHNhu6 | URL | 編集
まりんへ

ビンゴ~!
俺もあの三人の中では、金田一さんです。
正直櫻井よしこの言ってることは、無理があるわ~って思う。
右翼だろーが、なんだろーが、別にそれは構わないけど、伝統とか文化ってことを後ろ盾にして、感情論なのに、論理的根拠があるように見せかけてる気がします。

ただ、ものには限度があるってのも事実で、その辺の線引きが難しい。
個人的には「なんでもアリ」が素晴らしいと思うけど、その世界にはその世界のボーダーラインがあるんやろーな。
相撲みたいな国技(と勝手に言ってるスポーツ)では、そのラインが非常に浅いところに引かれてるんだろーと思う。
自分達の権威付けには、形式ばったところが必要なんです。
カトリックしかり、高校野球の坊主頭しかり。
朝青龍のガッツポーズに関しては、全然え~やんて思いますけどね~・・・

2009/02/17 (Tue) 20:44 | joe #uxYHNhu6 | URL | 編集
美穂へ

美穂本読むの好きなんだ~☆
好きで読むのが一番だよな。
俺はそんなに好きじゃないです、多分。
本を読むより、一人で黙々と考えたり、人とあーでもねーこーでもねーと話すのが好きです。
本を読むってのは、その2つの中間にありそーなんだけど、なぜかね・・・・??
本を読む時は、暇つぶしか、読むことが大切って思って読んでるかが多いね。
それってやっぱ自然な形じゃないな~って思います。
まー、学校の朝読のよーに、無理にでも読む中で、段々本を読む楽しさみたいのがわかってくるとゆーのもあるけど。

でもやっぱ読まない読んだ方が全然いいと思います。
自分だけで考えてると、やっぱ偏っていくし、新しい情報が入ってこなかったり、目を背けたりしてしまいそーだから。
あと、議論の中では出てこないような自分らのレベルを遥かに越えた偉人も本の中では出会えるからな~。
やっぱ古典読も♪

通信出すのが必ずしも善とは思ってないけど、自分から発信していくことってのは、自分にとってはすごくいいことだと思ってます。
美穂がそーゆーのを幸せだと思ってくれるなら、それはもちろん嬉しいこと。

チョコそんな堅いの~?
今、ケーキ類から食べてるので、まだ美穂のは食べてません。ごめんね~。
男前に心意気でビシっと食べます☆

2009/02/17 (Tue) 20:33 | joe #uxYHNhu6 | URL | 編集
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2009/02/17 (Tue) 01:39 | # | | 編集
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2009/02/17 (Tue) 00:10 | # | | 編集
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2009/02/16 (Mon) 22:51 | # | | 編集
美穂へ

たいしたもんだ。読み直そうとするのは。
理解しよーとしてるってことだからね。
まー、あんまり難しいこと書いてないつもりだけど、あんまり活字を読んでないであろーってのと、僕が考えるような発想をまだ持ってないであろーってゆー2つの理由で、理解しにくいんだろーね。
もちろん俺の駄文のせいでもあるけど。

おそらくほとんどの子が、後で読もうととっといて、結局読まずにゴミ箱行き。
ちょっと切ないけど、それも自由だからね。
そーゆー子たちにとっては、今は必要じゃないんだろーし、将来的にも必要じゃないかもね。
でも、もしただ読むのがめんどくさいと、自分を閉じてるだけなら、あ~あ、もったいない・・・と思うけどね。

2009/02/16 (Mon) 18:49 | joe #uxYHNhu6 | URL | 編集
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2009/02/15 (Sun) 21:49 | # | | 編集

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